日々の日常的なことから、アニメなどの感想を取扱おうかな、と考えています。
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ゼ、ハァ
6th why:理由―reason―
―――七つ起きた―――
―こちらは一つだけだ―
「誰だ?」
――――我は鏡――――
――全てを映す鏡也――
―――急ぐが良い―――
―汝が時は陽消ゆる迄―
――我が予言の者を――
――探す…の……だ――
「おい、待て!」
目の前はただの空間だった。
外を見れば月が昇っている。
夜…?
昼から寝すぎたか。
それにしてもさっきの夢は……
姿は緑のローブと鏡、光る二つの点。
あれは、誰だ?
「翼、怖い夢でも見たのか?」
「アルフォースブイドラモン、気がついたのか」
「おかげさまでな」
俺は何もしてない。
出来てないんだが……
とりあえず、深く突っ込まない。
今は、別に気にすることがある。
けど、言う勇気はない。
いや、言いたくない。
「翼、今どんな夢を見た?」
「何か変な奴が出て来て、変な事ばっか言う夢だけど?」
一応、内容も話しといた。
目が詳細を求めてるからだ。
けど、俺の時云々は伏せといた。
陽が消える。つまり太陽が消えるまで。
それは、恐らく日蝕。
それは来週の今日だと2年前にテレビで言ってた。
つまり、来週の今日、俺が死ぬ。
そういう事だろう。
その死の内容が病死ならば良い。
俺の寿命って事だ。
ま、信じちゃいないが。
「他には何か言っていなかったのか?」
「いや何も? てか何か知ってんの?」
「それはエンシェントワイズモンだ」
百発百中の占い師(だと俺は思ってる)
それが夢の中に?
凄い能力の持ち主じゃないかよ。
そんなのがルーチェモンとかいう七大魔王に殺された?
何か腑に落ちねえ。
そんなに強いのか?
七大魔王ってのは……?
「翼、お前については言わなかったのだな?」
「おぅ」
完璧に嘘を隠しきる。
目も泳がせないし、顔も背けない。
手や口、細部の動きも平常に合わせる。
この嘘だけはバレるわけにはいかない。
バレたら確実に心配される。
アルフォースブイドラモンはそんな奴だ。
「ならば、私も言おう。エンシェントワイズモンにはお前は私の―――」
「パートナーに適す人間とは言われてないんだろ? そして、俺はエグザモンのパートナーに適してる」
顔を背けるにはこのチャンスだけだ。
嘘を隠しきれなくなる、かもしれない。
そして、セリフの先を奪う。
もう聞いてるから知ってる。
言い出す機会も多分今だろう。
やはり、離れるべきなんだな。
「エグザモンに聞いてるよ。離れるべきなら俺は離れる」
「…………。すまん……」
…………。
胸の奥に湧いた感情は何だろう。
何か前にも経験したな。
捨てられた……何だろう。
悲しみ? 怒り? それとも諦め?
何でもいいや。
どうせ、覆らない。
覆しちゃいけないんだ。
時には我慢も必要だ。
そして、それが今。
だから、俺はこの状況を受け入れよう。
涙なんか見せちゃいけない。
二度と同情なんてされちゃいけない。
俺は強くなんなきゃ駄目なんだ。
残り1週間……。
それまでに全部解決出来れば最良。
一体でも倒せれば良い方だ。
だから、涙は禁物だ。
とにかく前……
「翼、アルフォースブイドラモン、飯に致そう」
タイミングの良いエグザモン。
二人きりから脱せる。
俺は迷わない。
決断するんだ、もう。
世界の為になる選択を。
いつだって損得を考えてきた。
今更迷う必要などどこにある。
確かな一歩。
それでいて、後味の悪い一歩。
「翼、話したいことがある」
エグザモンが切り出したのはちょうど飯を食い終わってから。
何やらアルフォースブイドラモンと話していたが、理由をこれから話すのか?
それともまた別の話が?
まぁ、どっちでもいいか。
とりあえず行ってみる。
深く考えはしないことにする。
「ここから離れて行動する事になった。そこで小生に汝を連れて旅をせよと言われておる」
「分かった。そんじゃよろしく頼むぜ」
「……しかし、アルフォースブイドラモンは汝が危険になるのを恐れて――」
「良いんだよ。俺の気持ちは決まってる、これ以上迷惑はかけないさ」
…………。
自分で言っときながら違和感があった。
これほど気になる疑問はない。
何故、違和感がある?
迷ってる?
いや、もう決めた筈だ。
本当にそうか?
「とにかく、俺はエグザモンと行くのに反対はしないよ」
「それならば良いのだが……」
本当に俺はどうしたいんだか。
今は話して気を紛らわせたかった。
気が変わってしまわない内に。
出発も早い方が助かる。
「エグザモン、翼、すまんが私はもう行くぞ」
アルフォースブイドラモンが扉越しに話しかけていた。
という事はもう旅支度は済んでいるのだろう。
まさか、向こうが先に出発するとは……
恐らく本当のパートナーを探しに行くのだろう。
ならば、現実世界に行くのか?
その考えに行き着くと俺は扉を開けてアルフォースブイドラモンに向き合っていた。
「今まで、ありがとな。俺は絶対に忘れないから」
もしかしたら、もう会うことはないかもな。
一週間で俺は死ぬ事になってるから。
そしたら早くに忘れてくれ。
多分、本当のパートナーとの関係には邪魔なだけだから。
じゃあな。
黙って拳を前に差し出す。
それに拳をぶつけて別れの挨拶を済ます。
俺は忘れないからな……。
後ろ姿を目で追いながら距離が開くのを正確に見取っていた。
いつもより若干遅い。
「エグザモン、俺達はいつ出る?」
「小生はいつでも、どこでも構わぬ」
「……―――」
開きかけた口を閉じてもう一度考える。
全く、俺の気も知らずに迷わせてくれる。
お節介なのが性格なのかな。
だけど……
「俺を乗せて空に飛んでくれ」
エグザモンはすぐに実行してくれた。
この行動はいつもやってきたこと。
これが日課だった。
そう、この方法が一番手っ取り早い。
西に火の手あり。
アルフォースブイドラモンの行った方角とは逆。
「西だな」
「そうか……」
察しは早いみたいだな。
これならやっていけるかもしれない。
てか、俺は人間相手は駄目なのに何でデジモン相手だとこんな気兼ねなく……
あれか、俺ってご都合主義なんだな?
……誰に言ってんだか。
虚しい。
「時速600㎞ぐらい?」
「全力の3分の1程度だ」
「でも体でかいから小回りきかないんじゃないの?」
「…………」
あ、黙っちゃった。
図星だった?
けど、この巨体で秒速約500メートルいくなら凄いな。
ただの体当たりで山一つ消えそうだ。
……もし上からやったら?
自力で500メートルなら重力も加えれば…?
「ここだな。小生の力を試そうというのだろう?」
ちょっと、違うかな…?
でも、ま、いいか。
とにかく、この火災の原因を……
い、いた……
ていうかデカいから遠くても分かるし。
何だあのデカい奴ら。
「キメラモン、お前の本懐を達成するんだ!」
「ムゲンドラモン、面倒だから殺れ」
キメラモンとムゲンドラモン。
という事は小諸 智斗と生田 星霜。
そんで、これではっきりしたな。
デジメンタルは持ってる奴が戦わないと力を溜めない。
……もしかしたら、持ってる奴の知り合いじゃないとかもしれないか。
それとも究極体同士か?
どちらにせよ、今は光ないし。
「どっちを倒すのだ?」
「今はほっとく」
傍観。
まぁ、勝負は見えてるけど間に入ると望ましくない結果になる時があるし?
なんかどっちも本気だし。
それに、何か嫌な感じがすんだよな。
コイツら。
「ギャルルガオォ」
「∞キャノン」
獣対機械だな。
片方は熱線、片方はエネルギー弾。
勝負あったな。
エネルギーの密度が違いすぎる上に、何あの弾数。
避けきるのは無理。
けど、弱点は見つけた。
「さてと、そんじゃ行くか」
「心得た」
ムゲンドラモンの前に出る。
とりあえず、エグザモンならやれない相手じゃない。
狙いは俺がカバーすれば良いし。
キメラモンは、まだ生きてる。
しぶといなぁ……
「誰だお前は、邪魔するな!」
「邪魔と言われても小生、見るに見かね我慢ならぬのだ」
はぁ、助かった。
やっぱり人間相手は苦手だ。
けど、まずいのは目の前で殺気放ってるお子様だ。
眼鏡を掛け、目を隠すほどの長い髪、オマケに謎の箱持ち。
「ムゲンドラモン、あれも削除」
「∞―――」
「右35゜上67゜に一発、左35゜上67゜に一発」
「―――キャノン」
さすがに撃たれる前に撃つのは無理だったか。
でも、今撃たれたのを凌げば終わりだ。
エグザモンの槍を俺が微調整して角度は問題なしだし。
同時発射でも問題なし。
今は……
「そのままの角度で一発」
「全てに一発ずつでなくて良いのか?」
と言いつつ撃つエグザモン。
そう、これでいい。
爆発を基に誘爆をし、また誘爆する。
結局全部爆発してしまうのだから意味はない。
「チッ、奴も高性能のコンピューターを持ってるのか」
「コンピューター? 何、それ……」
…………。
あれ? 何、この沈黙。
俺何かまずいこと言った?
……何か常識を聞いちゃった?
それともアレか、からかってる?
全く人が悪いぜ。
「翼、本気で……」
「知らないよ?」
「僕の持ってるコレだよ。非常識……。ムゲンドラモン!」
「∞―――」
爆発。
気づいてなかったんだ。
砲台と本体を繋ぐエネルギーチューブ切られてるのに。
ガソリン漏れして爆発しちゃったんだよね。
とにかくこれで必殺技は使えない。
非常識って、誰も言っていいセリフじゃねえだろ。
とにかく、馬鹿にしたことたっぷり後悔しやがれ。
「クソッ、爪とブースターで対応しろ!」
「お子様はこれだから、飛んじゃえば恐くないよ」
エグザモンだけ上空へ飛ばさせる。
俺の位置はちょうど股の下になる位置。
爪だってそこまで恐くない。
だってコイツデカいから俺みたいな小さいのを潰すのは命中率いるだろ。
ま、その前に。
「ペンドラゴンズグロー!」
光線に当たっちゃ終わったか。
しかし、その光線に貫かれながら勢い余って突き抜けていくとは凄い推進だな。
そのまま行って……智斗にはぶつからないな。
キメラモンにもギリギリぶつからない。
終わったな。
それにしてもエグザモン。
横に降り立ったこのデジモンも強い。
無傷で勝ったよ。
「やりすぎたか?」
「いや、大丈夫」
という事で長居は無用。
何か後ろから嫌な視線感じるし、
前からは不気味な声が……
どっちも嫌だな。
やっぱり長居は無用。
ともいかなくなりそうだな。
「翼……」
「あぁ、気づいてる。けどあの周りに渦巻いてるあれは絶対に壊せない」
ムゲンドラモンがキメラモンを飲み込ん……
いや、むしろ食――
見てて気持ち悪い。
ダメだ。
音だけで気持ち悪い。
――アトガキ――
こんな所で出す予定じゃなかったのに……
戦闘の適当さが出てきますが、まぁエグザモンと翼の初コンビって事で。
一応、強さをアピール。
けど、次はアレが出るんで出番が……
無理矢理、過去話に持っていこうか……
PS
タイトル適当だから意味はないです。
―――七つ起きた―――
―こちらは一つだけだ―
「誰だ?」
――――我は鏡――――
――全てを映す鏡也――
―――急ぐが良い―――
―汝が時は陽消ゆる迄―
――我が予言の者を――
――探す…の……だ――
「おい、待て!」
目の前はただの空間だった。
外を見れば月が昇っている。
夜…?
昼から寝すぎたか。
それにしてもさっきの夢は……
姿は緑のローブと鏡、光る二つの点。
あれは、誰だ?
「翼、怖い夢でも見たのか?」
「アルフォースブイドラモン、気がついたのか」
「おかげさまでな」
俺は何もしてない。
出来てないんだが……
とりあえず、深く突っ込まない。
今は、別に気にすることがある。
けど、言う勇気はない。
いや、言いたくない。
「翼、今どんな夢を見た?」
「何か変な奴が出て来て、変な事ばっか言う夢だけど?」
一応、内容も話しといた。
目が詳細を求めてるからだ。
けど、俺の時云々は伏せといた。
陽が消える。つまり太陽が消えるまで。
それは、恐らく日蝕。
それは来週の今日だと2年前にテレビで言ってた。
つまり、来週の今日、俺が死ぬ。
そういう事だろう。
その死の内容が病死ならば良い。
俺の寿命って事だ。
ま、信じちゃいないが。
「他には何か言っていなかったのか?」
「いや何も? てか何か知ってんの?」
「それはエンシェントワイズモンだ」
百発百中の占い師(だと俺は思ってる)
それが夢の中に?
凄い能力の持ち主じゃないかよ。
そんなのがルーチェモンとかいう七大魔王に殺された?
何か腑に落ちねえ。
そんなに強いのか?
七大魔王ってのは……?
「翼、お前については言わなかったのだな?」
「おぅ」
完璧に嘘を隠しきる。
目も泳がせないし、顔も背けない。
手や口、細部の動きも平常に合わせる。
この嘘だけはバレるわけにはいかない。
バレたら確実に心配される。
アルフォースブイドラモンはそんな奴だ。
「ならば、私も言おう。エンシェントワイズモンにはお前は私の―――」
「パートナーに適す人間とは言われてないんだろ? そして、俺はエグザモンのパートナーに適してる」
顔を背けるにはこのチャンスだけだ。
嘘を隠しきれなくなる、かもしれない。
そして、セリフの先を奪う。
もう聞いてるから知ってる。
言い出す機会も多分今だろう。
やはり、離れるべきなんだな。
「エグザモンに聞いてるよ。離れるべきなら俺は離れる」
「…………。すまん……」
…………。
胸の奥に湧いた感情は何だろう。
何か前にも経験したな。
捨てられた……何だろう。
悲しみ? 怒り? それとも諦め?
何でもいいや。
どうせ、覆らない。
覆しちゃいけないんだ。
時には我慢も必要だ。
そして、それが今。
だから、俺はこの状況を受け入れよう。
涙なんか見せちゃいけない。
二度と同情なんてされちゃいけない。
俺は強くなんなきゃ駄目なんだ。
残り1週間……。
それまでに全部解決出来れば最良。
一体でも倒せれば良い方だ。
だから、涙は禁物だ。
とにかく前……
「翼、アルフォースブイドラモン、飯に致そう」
タイミングの良いエグザモン。
二人きりから脱せる。
俺は迷わない。
決断するんだ、もう。
世界の為になる選択を。
いつだって損得を考えてきた。
今更迷う必要などどこにある。
確かな一歩。
それでいて、後味の悪い一歩。
「翼、話したいことがある」
エグザモンが切り出したのはちょうど飯を食い終わってから。
何やらアルフォースブイドラモンと話していたが、理由をこれから話すのか?
それともまた別の話が?
まぁ、どっちでもいいか。
とりあえず行ってみる。
深く考えはしないことにする。
「ここから離れて行動する事になった。そこで小生に汝を連れて旅をせよと言われておる」
「分かった。そんじゃよろしく頼むぜ」
「……しかし、アルフォースブイドラモンは汝が危険になるのを恐れて――」
「良いんだよ。俺の気持ちは決まってる、これ以上迷惑はかけないさ」
…………。
自分で言っときながら違和感があった。
これほど気になる疑問はない。
何故、違和感がある?
迷ってる?
いや、もう決めた筈だ。
本当にそうか?
「とにかく、俺はエグザモンと行くのに反対はしないよ」
「それならば良いのだが……」
本当に俺はどうしたいんだか。
今は話して気を紛らわせたかった。
気が変わってしまわない内に。
出発も早い方が助かる。
「エグザモン、翼、すまんが私はもう行くぞ」
アルフォースブイドラモンが扉越しに話しかけていた。
という事はもう旅支度は済んでいるのだろう。
まさか、向こうが先に出発するとは……
恐らく本当のパートナーを探しに行くのだろう。
ならば、現実世界に行くのか?
その考えに行き着くと俺は扉を開けてアルフォースブイドラモンに向き合っていた。
「今まで、ありがとな。俺は絶対に忘れないから」
もしかしたら、もう会うことはないかもな。
一週間で俺は死ぬ事になってるから。
そしたら早くに忘れてくれ。
多分、本当のパートナーとの関係には邪魔なだけだから。
じゃあな。
黙って拳を前に差し出す。
それに拳をぶつけて別れの挨拶を済ます。
俺は忘れないからな……。
後ろ姿を目で追いながら距離が開くのを正確に見取っていた。
いつもより若干遅い。
「エグザモン、俺達はいつ出る?」
「小生はいつでも、どこでも構わぬ」
「……―――」
開きかけた口を閉じてもう一度考える。
全く、俺の気も知らずに迷わせてくれる。
お節介なのが性格なのかな。
だけど……
「俺を乗せて空に飛んでくれ」
エグザモンはすぐに実行してくれた。
この行動はいつもやってきたこと。
これが日課だった。
そう、この方法が一番手っ取り早い。
西に火の手あり。
アルフォースブイドラモンの行った方角とは逆。
「西だな」
「そうか……」
察しは早いみたいだな。
これならやっていけるかもしれない。
てか、俺は人間相手は駄目なのに何でデジモン相手だとこんな気兼ねなく……
あれか、俺ってご都合主義なんだな?
……誰に言ってんだか。
虚しい。
「時速600㎞ぐらい?」
「全力の3分の1程度だ」
「でも体でかいから小回りきかないんじゃないの?」
「…………」
あ、黙っちゃった。
図星だった?
けど、この巨体で秒速約500メートルいくなら凄いな。
ただの体当たりで山一つ消えそうだ。
……もし上からやったら?
自力で500メートルなら重力も加えれば…?
「ここだな。小生の力を試そうというのだろう?」
ちょっと、違うかな…?
でも、ま、いいか。
とにかく、この火災の原因を……
い、いた……
ていうかデカいから遠くても分かるし。
何だあのデカい奴ら。
「キメラモン、お前の本懐を達成するんだ!」
「ムゲンドラモン、面倒だから殺れ」
キメラモンとムゲンドラモン。
という事は小諸 智斗と生田 星霜。
そんで、これではっきりしたな。
デジメンタルは持ってる奴が戦わないと力を溜めない。
……もしかしたら、持ってる奴の知り合いじゃないとかもしれないか。
それとも究極体同士か?
どちらにせよ、今は光ないし。
「どっちを倒すのだ?」
「今はほっとく」
傍観。
まぁ、勝負は見えてるけど間に入ると望ましくない結果になる時があるし?
なんかどっちも本気だし。
それに、何か嫌な感じがすんだよな。
コイツら。
「ギャルルガオォ」
「∞キャノン」
獣対機械だな。
片方は熱線、片方はエネルギー弾。
勝負あったな。
エネルギーの密度が違いすぎる上に、何あの弾数。
避けきるのは無理。
けど、弱点は見つけた。
「さてと、そんじゃ行くか」
「心得た」
ムゲンドラモンの前に出る。
とりあえず、エグザモンならやれない相手じゃない。
狙いは俺がカバーすれば良いし。
キメラモンは、まだ生きてる。
しぶといなぁ……
「誰だお前は、邪魔するな!」
「邪魔と言われても小生、見るに見かね我慢ならぬのだ」
はぁ、助かった。
やっぱり人間相手は苦手だ。
けど、まずいのは目の前で殺気放ってるお子様だ。
眼鏡を掛け、目を隠すほどの長い髪、オマケに謎の箱持ち。
「ムゲンドラモン、あれも削除」
「∞―――」
「右35゜上67゜に一発、左35゜上67゜に一発」
「―――キャノン」
さすがに撃たれる前に撃つのは無理だったか。
でも、今撃たれたのを凌げば終わりだ。
エグザモンの槍を俺が微調整して角度は問題なしだし。
同時発射でも問題なし。
今は……
「そのままの角度で一発」
「全てに一発ずつでなくて良いのか?」
と言いつつ撃つエグザモン。
そう、これでいい。
爆発を基に誘爆をし、また誘爆する。
結局全部爆発してしまうのだから意味はない。
「チッ、奴も高性能のコンピューターを持ってるのか」
「コンピューター? 何、それ……」
…………。
あれ? 何、この沈黙。
俺何かまずいこと言った?
……何か常識を聞いちゃった?
それともアレか、からかってる?
全く人が悪いぜ。
「翼、本気で……」
「知らないよ?」
「僕の持ってるコレだよ。非常識……。ムゲンドラモン!」
「∞―――」
爆発。
気づいてなかったんだ。
砲台と本体を繋ぐエネルギーチューブ切られてるのに。
ガソリン漏れして爆発しちゃったんだよね。
とにかくこれで必殺技は使えない。
非常識って、誰も言っていいセリフじゃねえだろ。
とにかく、馬鹿にしたことたっぷり後悔しやがれ。
「クソッ、爪とブースターで対応しろ!」
「お子様はこれだから、飛んじゃえば恐くないよ」
エグザモンだけ上空へ飛ばさせる。
俺の位置はちょうど股の下になる位置。
爪だってそこまで恐くない。
だってコイツデカいから俺みたいな小さいのを潰すのは命中率いるだろ。
ま、その前に。
「ペンドラゴンズグロー!」
光線に当たっちゃ終わったか。
しかし、その光線に貫かれながら勢い余って突き抜けていくとは凄い推進だな。
そのまま行って……智斗にはぶつからないな。
キメラモンにもギリギリぶつからない。
終わったな。
それにしてもエグザモン。
横に降り立ったこのデジモンも強い。
無傷で勝ったよ。
「やりすぎたか?」
「いや、大丈夫」
という事で長居は無用。
何か後ろから嫌な視線感じるし、
前からは不気味な声が……
どっちも嫌だな。
やっぱり長居は無用。
ともいかなくなりそうだな。
「翼……」
「あぁ、気づいてる。けどあの周りに渦巻いてるあれは絶対に壊せない」
ムゲンドラモンがキメラモンを飲み込ん……
いや、むしろ食――
見てて気持ち悪い。
ダメだ。
音だけで気持ち悪い。
――アトガキ――
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プロフィール
HN:
時流
年齢:
32
性別:
男性
誕生日:
1992/12/07
職業:
学生
趣味:
小説を書く
自己紹介:
時流です。
突然、古臭い言葉遣いになったり、暴走します。
でも、最低限のマナーを守るようには勤めてます。
それに小説&絵をかきます。
どちらも下手ですが、頑張ってHPにupします。
よければ見てやってください。
突然、古臭い言葉遣いになったり、暴走します。
でも、最低限のマナーを守るようには勤めてます。
それに小説&絵をかきます。
どちらも下手ですが、頑張ってHPにupします。
よければ見てやってください。
カテゴリー
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メダロット
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